投資信託のコストは、信託報酬だけではありません|決算のあとに1回だけ届く「運用報告書」で合計を確かめる

はじめての投資

※ 本記事にはアフィリエイト広告が含まれます。

投資信託を選ぶとき、たいていの人がいちばん最初に見るのが「信託報酬」です。商品ページの目立つところに、年率0.05775%、年率0.08140%といった数字が並んでいます。低いほうがいい。それは間違っていません。

ただ、その数字は「かかるお金の全部」ではありません。ファンドは持っている株を売り買いしますし、海外の株を預けておく費用も払います。それらは信託報酬とは別に、ファンドの中から引かれています。そして合計がいくらだったかは、決算のあとに届く「交付運用報告書」にしか載っていません(保有していなくても、運用会社や証券会社のサイトで誰でも読めます)。

この記事では、実際に3本のファンドの運用報告書を開いて、1年ぶんの費用を項目ごとに数えます。数えてみると、信託報酬の率で並べた順番と、合計で並べた順番が入れ替わるところまで見えてきます。そのうえで、「だから乗り換えるべきか」まで、あわてずに考えていきます。

💭 こんな悩み・不安はありませんか?
  • 「信託報酬が安いファンドを選べばいい」と聞いたけれど、それで本当に足りているのか分からない
  • ネットで見かける「実質コスト」という言葉の意味が、いまひとつ分からない
  • 自分が積み立てているファンドに、結局いくらかかっているのか知らない
  • コストの記事を読むたびに不安になって、乗り換えたほうがいいのか迷ってしまう

→ ひとつでも当てはまったら、この記事が「合計を自分で確かめる」お手伝いをします。

  • 商品ページの信託報酬が、なぜ「上限」としてしか書けないのか(運用会社自身の説明)
  • 決算のあとに届く交付運用報告書の、どこを見れば合計が分かるのか
  • 実際に3本を開いて数えた、1万口当たりの費用の内訳
  • 信託報酬の率と合計とで、順番が入れ替わるという事実と、その差の大きさ
  • ネットでよく見る「実質コスト」が、運用報告書にも月次レポートにも1度も出てこないという話
ふくお × ねこた
ねこた
ねこた

ふくおさん、自分、ちゃんと選んだっすよ。インデックスファンドで、信託報酬がいちばん安いやつ。年率0.05775%。これ以上安いのないっす。もうコストの話は卒業でいいっすよね?

ふくお

いい選び方だと思うよ。ただ、ひとつだけ知っておいてほしいことがあるんだ。その0.05775%っていう数字、よく見ると「年率0.05775%(税抜 年率0.0525%)以内」って書いてある。「以内」なんだ。しかも、ファンドから引かれるお金は信託報酬だけじゃないんだよ。

ふくお
ねこた
ねこた

えっ、他にもあるんすか。じゃあなんで商品ページに書いてくれないんすか。隠してるってことっすか?

ふくお

隠してはいないんだ。むしろ運用会社が、同じ紙にちゃんと理由を書いてる。「上記の費用・手数料については、売買条件等により異なるため、あらかじめ金額または上限額等を記載することはできません。」って。ファンドが1年でどれだけ株を売り買いするかは、始まる前には分からない。だから先に書けるのは信託報酬までで、残りは終わってからでないと出せないんだよ。

ふくお
ねこた
ねこた

終わってから…。じゃあ自分は、一生いくらかかってるか分からないってことっすか。それはさすがにモヤモヤするっす。

ふくお

そこは大丈夫。決算のあとに「交付運用報告書」というものが届くんだ。今回見る3本は決算が年1回だから、届くのも年に1回。そこに1年ぶんの費用が、項目ごとに全部並んでる。今日はそれを実際に3本ぶん開いて、一緒に数えてみようか。読むのは1ページだけだよ。

ふくお
✏️ ふくおの体験談

たくさんの資料に囲まれて考え込んでいるふくお

2026年6月に、投資信託の選び方という記事を書きました。見るべき場所を4つに絞って、その1つめの見出しに、僕はこう書いています。「① 信託報酬(コスト)=いちばん大事」。

いま読み返すと、その回の記事には「運用報告書」という言葉が1度も出てきません。「実質コスト」も0回です。信託報酬を17回も書いておきながら、その信託報酬の外側に何があるのかを、僕は一度も確かめていませんでした。目論見書に書いてある率を並べて、低いほうを選べばいい、というところで止まっていたわけです。

今回この記事を書くために、自分が積み立てているファンドの交付運用報告書をはじめて最後まで開きました。「1万口当たりの費用明細」というページに、信託報酬のほかに売買委託手数料、有価証券取引税、その他費用という3つの行が並んでいて、いちばん下に「合計」がありました。いちばん大事だと書いた数字は、合計の一部でした。読者に薦めた物差しを、自分がいちばん短く持っていた。それが今回の出発点です。

商品ページに出ている「信託報酬」は、上限として先に決めておける数字です

信託報酬(正式には「運用管理費用」)は、ファンドを持っているあいだ毎日かかる費用です。運用会社・販売会社・信託銀行の3者が受け取ります。この率は、ファンドが始まる前から決まっています。だから商品ページにも、月次レポートにも、先に書いておけます。

ためしに、月次レポート(いずれも2026年7月31日現在)に書かれている率を並べてみます。この記事では、当ブログで以前に取り上げた eMAXIS Slimシリーズ の3本を例にします。特定の商品をすすめる意図はありません。

ファンド 運用管理費用(信託報酬)
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 年率0.05775%(税抜 年率0.0525%)以内
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 年率0.08140%(税抜 年率0.07400%)以内
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) 年率0.143%(税抜 年率0.130%)以内

※出典=三菱UFJアセットマネジメント 各ファンドの月次レポート(2026年7月31日現在)。表記は「日々の純資産総額に対して、年率◯%(税抜 年率◯%)以内をかけた額」です。

ここで見落としやすいのが、末尾の「以内」です。これは上限を示す書き方で、「毎年きっかりこの率が引かれます」という約束ではありません。

なぜ「以内」なのかは、交付目論見書(2026年7月25日使用開始版)に理由が書いてあります。この3本は純資産総額が大きくなるほど、信託報酬率が段階的に下がる仕組みになっているのです。率がファンドの大きさで動くので、1つの数字では言い切れません。目論見書には、その段階表が載っています。

ファンド 純資産総額に応じた信託報酬率(税込・年率)
全世界株式(オルカン) 5,000億円未満の部分 0.05775%/5,000億円以上1兆円未満の部分 0.05764%/1兆円以上の部分 0.05753%
米国株式(S&P500) 1兆円未満の部分 0.08140%/1〜3兆円 0.07700%/3〜5兆円 0.07590%/5〜10兆円 0.07579%/10兆円以上の部分 0.07568%
バランス(8資産均等型) 2,500億円未満の部分 0.14300%/2,500〜5,000億円 0.14289%/5,000億円以上の部分 0.14278%

※出典=三菱UFJアセットマネジメント 各ファンドの投資信託説明書(交付目論見書)2026年7月25日使用開始版。目論見書には、この表を使って計算した「(ご参考)実質信託報酬率の例」も載っていて、記載時点の純資産総額の水準では全世界株式0.05755%、米国株式0.07655〜0.07648%、バランス0.14296〜0.14292%です。

つまり「以内」は、隠すための書き方ではなく、率が1つに決まらないから最大値で示しているということです。あとで出てくる「商品ページの率より、報告書の信託報酬のほうが低い」という現象は、ここから来ています。

そして、同じ月次レポートの「その他の費用・手数料」の欄には、監査費用・売買時に証券会社へ支払う手数料・海外で有価証券を保管する費用などが列挙されたうえで、次の一文が置かれています。

「※上記の費用・手数料については、売買条件等により異なるため、あらかじめ金額または上限額等を記載することはできません。」

(三菱UFJアセットマネジメント 各ファンド月次レポートより。3本とも同じ一文が入っています)

つまり、書けないと運用会社自身が書いているわけです。この一文は信託報酬についてではなく、その下の「その他の費用・手数料」についての注記です。ファンドがその1年でどれだけ株を売り買いするかは、始まる前には決められません。だから商品ページで先に出せるのは信託報酬の段階表までで、それ以外は「かかった後」でないと数字にできない。隠しているのではなく、順番の問題です。

コストの数字は、2枚の紙に分かれています左=買う前に読む紙/右=1年たってから届く紙1目論見書・月次レポート買う前に読めます運用管理費用(信託報酬)年率 0.05775% 以内上限として先に決まっている率売買や保管の費用はあらかじめ記載できないと明記2交付運用報告書年に1回だけ届きます1万口当たりの費用明細 合計0.085%(26円)実際にかかった1年ぶんの合計信託報酬+売買委託手数料+有価証券取引税+その他費用数字は eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の例左=月次レポート(2026年7月31日現在)/右=交付運用報告書 第8期・過去1期の実績(簡便法による概算)※費用の見方を説明するための実例で、購入をすすめるものではありません。

合計は、決算のあとに届く「交付運用報告書」に載っています

ファンドは決算のたびに運用報告書を作ります。手元に届くのは、そのうちの「交付運用報告書」という短いほうです。20〜30ページほどで、そのなかに「1万口当たりの費用明細」という表が入っています。

⚠️ 同じ報告書のなかに、似た表がもう1つ(以上)あります

報告書の後ろのほうには、そのファンドが中身として組み入れている「マザーファンド」の1万口当たりの費用明細も別に載っています(今回の3本では、それぞれ1〜3本ぶん)。見るのは前から3〜4枚目にある、ファンド自身の表のほうです。見分け方は簡単で、いちばん上の行が「(a)信託報酬」になっているほうがファンド自身の表です。マザーファンドの表には信託報酬の行がありません。

この表は、運用会社が好きに作っているものではありません。業界の自主規則で、表示することが決められています。資産運用業協会(2026年4月に投資信託協会と日本投資顧問業協会が統合してできた団体です)の「投資信託及び投資法人に係る運用報告書等に関する規則」は、交付運用報告書について定めた第3条の3で、こう書いています。

「③当期中(計算期間が6ヵ月未満の投資信託については、作成対象期間とする。)の1万口当たりの費用明細 当期中の1万口当たりの費用明細について、次に掲げる方法により表示するものとする。」

(資産運用業協会「投資信託及び投資法人に係る運用報告書等に関する規則」第3条の3第1項第1号③・2026年5月20日改正版より)

そして同じ規則は、この「1万口」を「基準価額を表示する単位をいう」と定義しています(第3条第1項第4号)。これがあとで効いてきます。1万口=基準価額を表示する単位だからこそ、費用の比率(費用の金額÷期中の平均基準価額)が、そのまま自分の残高に掛けられる割合になるのです。

表は、いちばん下の合計を含めて数行でできています。今回の3本はいずれも購入時手数料がないため、行は4つでした。中身はこうです。

  • (a) 信託報酬=運用会社・販売会社・信託銀行が受け取る、毎日かかる費用
  • (b) 売買委託手数料=ファンドが株などを売り買いしたときに、証券会社へ払う手数料
  • (c) 有価証券取引税=有価証券の取引のたびに発生する税金(国によってかかる・かからないが違います)
  • (d) その他費用=海外の保管機関に払う保管費用、監査法人に払う監査費用、信託事務のその他の費用

※購入時手数料がかかるファンドでは「募集手数料」の行が加わり、記号は(a)〜(e)の5行になります(協会の様式例)。今回の3本は、いずれも目論見書に購入時手数料「ありません」と書かれているため4行です。

(b)から(d)は、事前には金額を書けなかった部分です。それがここで全部、金額と比率で並びます。読むのはこの1ページだけで足ります。

⚠️ 先に大事な前提を3つ

  • この表の数字は過去1期分の実績です。次の期も同じになるとは限りません
  • 報告書自身が「期中の費用(消費税等のかかるものは消費税等を含む)は、追加・解約により受益権口数に変動があるため、簡便法により算出した結果です」と注記しています。つまり概算です
  • 決算日が違うファンド同士は、対象期間がずれるので単純には比べられません。この記事で3本を並べられるのは、3本とも決算日が2026年4月27日で同じだからです

実際に3本、開いて数えてみました|直近1期の合計は0.085%・0.081%・0.180%

ここからが本題です。3本の交付運用報告書を開いて、「1万口当たりの費用明細」をそのまま書き写しました。対象期間は2025年4月26日〜2026年4月27日(両端を含めて367日)です。全世界株式とS&P500は第8期、バランス(8資産均等型)は第9期にあたります。

項目 全世界株式(オルカン) 米国株式(S&P500) バランス(8資産均等型)
(a) 信託報酬 18円 / 0.058% 28円 / 0.077% 27円 / 0.144%
(b) 売買委託手数料 1円 / 0.003% 0円 / 0.001% 1円 / 0.003%
(c) 有価証券取引税 3円 / 0.011% 0円 / 0.000% 1円 / 0.005%
(d) その他費用 4円 / 0.013% 1円 / 0.003% 5円 / 0.028%
合 計 26円 / 0.085% 29円 / 0.081% 34円 / 0.180%
(参考)期中の平均基準価額 30,894円 36,364円 18,938円

※出典=三菱UFJアセットマネジメント 各ファンドの交付運用報告書(決算日2026年4月27日)。金額は1万口当たり・円未満四捨五入。比率は各費用の金額を期中の平均基準価額で割ったもので、いずれも報告書に印刷されている数字をそのまま写しています。

金額の「26円」「29円」「34円」は1万口当たりなので、そのままでは自分の金額に結びつきません。使いやすいのは右側の比率のほうです。下の図は、その比率を4層に積み上げたものです。

1年ぶんにかかった費用の内訳(比率)交付運用報告書「1万口当たりの費用明細」より・2025年4月26日〜2026年4月27日全世界株式(オール・カントリー)合計 0.085%米国株式(S&P500)合計 0.081%バランス(8資産均等型)合計 0.180%信託報酬売買委託手数料有価証券取引税その他費用※横幅は比率に正比例。米国株式の有価証券取引税は0.000%のため帯が出ていません。※過去1期の実績で、簡便法による概算です。将来の費用を示すものではありません。※実名のファンドは、費用の見方を説明するための実例で、購入をすすめるものではありません。※同じ設計のインデックスファンドは、他の運用会社にもあります。

緑がふたつ、オレンジがふたつ。緑の濃いところが、商品ページに書いてあった信託報酬です。その右側についている帯が、事前には金額を書けなかった部分です。

金額の実感が湧きにくいので、100万円を1年持ったと仮定して換算してみます。以下は公表値ではなく、上の比率から当ブログで計算した目安です。

ファンド ① 上限の率で計算 ② 同じ期の信託報酬の行で計算 ③ 費用明細の合計で計算 ③−② = 信託報酬の外側
全世界株式(オルカン) 約578円(0.05775%) 約580円(0.058%) 約850円(0.085%) 約+270円
米国株式(S&P500) 約814円(0.08140%) 約770円(0.077%) 約810円(0.081%) 約+40円
バランス(8資産均等型) 約1,430円(0.143%) 約1,440円(0.144%) 約1,800円(0.180%) 約+360円

※①は「以内」と書かれた上限の率(2026年7月31日現在の月次レポート)、②③は同じ第8期(8資産均等型は第9期)の交付運用報告書の数字です。①と②がずれるのは、さきほどの段階表のとおり信託報酬率が純資産総額に応じて下がるためで、①と③を引き算しても同じ条件どうしの比較になりません。だから「信託報酬の外側にいくらかかったか」は、同じ報告書のなかの ③−② で見ます。1円未満は四捨五入しています。

信託報酬の行だけで比べた順番と、合計の行で比べた順番は入れ替わります|差は100万円あたり年40円です

上の表を、全世界株式と米国株式(S&P500)の2本にしぼって、縦に読んでみます。

見る行 全世界株式(オルカン) 米国株式(S&P500) 低いのは
(a) 信託報酬の行だけ 0.058% 0.077% 全世界株式
合計の行 0.085% 0.081% 米国株式

※どちらも第8期(2025年4月26日〜2026年4月27日)の実績で、簡便法による概算です。合計どうしの差は100万円あたり年およそ40円で、乗り換えの理由になる大きさではありません。2本は中身(投資先)が違う別々の商品です。※直前の表の「③−②=信託報酬の外側」に出てくる40円とは別の40円です(あちらは1本のファンドの中の話、こちらは2本を比べた差です)。

同じ1枚の表のなかで、上と下で順番が逆になります。信託報酬だけを見ると全世界株式のほうが低いのに、合計まで見ると米国株式のほうが低い。商品ページの率だけを比べていると、この入れ替わりには気づけません。

ここで、あわてないでほしいところがあります。逆転はしていますが、その差は0.004ポイントです。100万円を1年持ったとして、当ブログで計算すると年およそ40円。缶コーヒー1本より小さい差です。

⚠️ 「逆転していた」を「乗り換えたほうがいい」と読まないでください

この記事が言いたいのは「合計まで見る習慣を持つと、数字の見え方が変わる」ということであって、「合計が低いほうへ移るべき」ではありません。100万円あたり年40円の差のために売って買い直すと、NISAの年間投資枠を使い直すことになりますし、課税口座なら利益に税金がかかります。そして中身(全世界に投資するか、米国だけに投資するか)はまったく別の商品です。差の理由は、次の見出しで見ていきます。

ふくお × ねこた
ねこた
ねこた

逆転してるじゃないっすか。自分、安いと思って選んだほうが合計だと高かったってことっすよね。ちょっとショックっす。

ふくお

気持ちは分かるよ。でも数字の大きさを見てほしいんだ。0.085%と0.081%の差は0.004ポイント。100万円で年40円だよ。しかも、その40円は「損をした」んじゃなくて、世界中の株を持つために払った費用なんだ。中身が違うんだから、費用も違って当然なんだよ。

ふくお
ねこた
ねこた

あ、そうか。安さ比べじゃなくて、何を持ってるかの話なんすね。じゃあ自分は、何を確かめればいいんすか。

ふくお

「合計がだいたいこのくらい」を1回つかんでおくこと。それだけで十分だよ。毎月チェックするものじゃないんだ。報告書は決算のあとにしか出ないし、この3本は年1回決算だからね。次は、その差がどこから来ているのかを見てみようか。

ふくお

差の正体は「高い・安い」ではなく、中身が何を持っているかです

表のなかで、いちばん性格がはっきり出ているのが(c) 有価証券取引税の行です。

ファンド 有価証券取引税 その他費用のうち保管費用
全世界株式(オルカン) 0.011%(うち株式0.011%) 0.011%
米国株式(S&P500) 0.000% 0.003%
バランス(8資産均等型) 0.005% 0.021%

※いずれも第8期(8資産均等型は第9期)の実績で、簡便法による概算です。

報告書は、有価証券取引税を「有価証券の取引の都度発生する取引に関する税金」、保管費用を「有価証券等を海外で保管する場合、海外の保管機関に支払われる費用」と説明しています。どこの市場の株を、いくつ持っているかが、そのままこの2行に出ます。

全世界株式は日本・先進国・新興国の株式に広く投資するので、取引に税がかかる市場も、保管の手間がかかる市場も含まれます。米国株式1本にしぼったファンドでは、報告書上の有価証券取引税は0.000%でした。分散の広さは、費用の行に静かに表れます。

バランス(8資産均等型)のその他費用が0.028%と大きいのも、同じ理屈です。このファンドの報告書には、こう書かれています。

「当期間の資産配分は、国内株式、先進国株式、新興国株式、国内債券、先進国債券、新興国債券、国内リートおよび先進国リートへの実質的な基本投資割合は、純資産総額に対してそれぞれ12.5%となるように調整を行いました。」

(eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)交付運用報告書 第9期より)

8つの資産を12.5%ずつに保つには、値上がりしたものを減らし、値下がりしたものを増やす調整(リバランス)が必要です。8種類ぶんの保管や事務が(d)その他費用の行に、調整の売買が(b)売買委託手数料の行に、それぞれ表れます。自分でやれば手間と手数料がかかる作業を、ファンドの中で肩代わりしてもらっている、と読むこともできます。リバランスがいる人と、いらない人の記事で書いた、自分で直すか、ファンドの中で直してもらうかという話が、ここで数字になっています。

⚠️ 「費用が高い=悪いファンド」ではありません

費用の行が大きいのは、そのファンドが持っている中身が広いことの裏返しである場合があります。逆に、費用が小さくても値動きの幅が大きければ元本割れの可能性はあります。費用は「同じ中身のものを比べるとき」に効く物差しで、中身が違うファンドを費用だけで並べても、比べたことにはなりません。

同じ報告書には、もうひとつ「総経費率」という数字も載っています

費用明細のすぐ次のページに、「(参考情報)総経費率」という欄があります。3本の数字はこうでした。

ファンド 費用明細の合計 (参考情報)総経費率
全世界株式(オルカン) 0.085% 0.07%
米国株式(S&P500) 0.081% 0.08%
バランス(8資産均等型) 0.180% 0.17%

※いずれも第8期(8資産均等型は第9期)の実績で、簡便法による概算です。総経費率は小数第2位までの表示です。

合計より少し小さい数字が並びます。理由は、報告書の説明文にそのまま書いてあります。

「当期中の運用・管理にかかった費用の総額(原則として、募集手数料、売買委託手数料及び有価証券取引税を除く。)を期中の平均受益権口数に期中の平均基準価額(1口当たり)を乗じた数で除した総経費率(年率)は0.07%です。」

(eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)交付運用報告書 第8期より)

つまり総経費率は、売買委託手数料と有価証券取引税を外した数字です。全世界株式でいえば、合計0.085%から売買委託手数料0.003%と有価証券取引税0.011%を引くと0.071%。表示されている0.07%とほぼ一致します(総経費率は小数第2位までの表示です)。

だから、この数字で並べると順番は入れ替わりません。取引にかかる部分を外しているぶん、ファンドの「運用・管理そのものにかかっている率」に近い見え方になります。

📌 3つの数字の関係を、ひとことで

  • 信託報酬の率(商品ページ)=買う前に分かる、上限としての率
  • 費用明細の合計(運用報告書)=1年で実際にかかった全部。売買にかかった分も入る
  • 総経費率(運用報告書)=そこから売買委託手数料と有価証券取引税を外した、参考の率

なお、総経費率の欄にはこんな注記も付いています。「(注)前記の前提条件で算出したものです。このため、これらの値はあくまでも参考であり、実際に発生した費用の比率とは異なります。」。運用会社自身が「参考」と言い切っている数字なので、そのつもりで見るのが正解です。

ところで「実質コスト」は、運用報告書にも月次レポートにも出てこない言葉です

コストの話を検索すると、かなりの確率で「実質コスト」という言葉に出会います。便利な言葉です。ただ、これは解説する側が作った呼び名で、運用会社が出す書類には出てきません。

実際に数えてみました。今回開いた交付運用報告書3本・月次レポート3本・交付目論見書3本、あわせて9つのPDFのなかで、「実質コスト」という語の出現回数はすべて0回です。資産運用業協会の運用報告書に関する規則と、その様式を定めた委員会決議にも出てきません。

資料 「実質コスト」の出現回数
交付運用報告書(3本) 0回
月次レポート(3本) 0回
交付目論見書(3本) 0回
資産運用業協会の規則・委員会決議 0回

※当ブログがPDFの本文テキストを機械的に数えたものです(2026年9月時点)。

これらの書類に載っている名前は「1万口当たりの費用明細」と「(参考情報)総経費率」の2つだけ。だから「実質コストはどこに書いてありますか」と証券会社に聞いても、たぶん通じません。「1万口当たりの費用明細の合計を見たいです」と言えば、一発で通じます。

言葉を否定したいわけではありません。「実質コスト」という言い方は、信託報酬だけでは足りないという大事なことを、ひとことで伝えてくれています。ただ自分で確かめるときは、公式に載っている名前を知っておくほうが早い、という話です。

✏️ ふくおの体験談

地球儀とコーヒーを前に、落ち着いた表情でひと息ついているふくお

僕はいま、月10万円ほどを自動で積み立てています。始めてから何年も、証券会社から届く運用報告書の通知を、開かずに既読にしていました。「どうせ長期で持つんだから、途中の紙は見なくていい」と思っていたからです。

今回はじめて最後まで開いて、合計の行を見つけたときの気持ちは、拍子抜けに近いものでした。覚悟していたほど大きくなかったのです。100万円あたりで年850円。1か月あたり70円ちょっと。もっと恐ろしい数字が隠れていると、どこかで身構えていました。

2018年に投機で130万円を失ったとき、僕は自分が何にいくら払っているのかを、一度も確かめていませんでした。数字を見ないまま怖がって、数字を見ないまま突っ込んだ。今回のこれは、その正反対の作業です。確かめたら、思っていたより小さかった。だから今日も、何も動かさずに積立を続けています。もっとも、これは僕の持っているファンドの、ある1期の話です。同じ結論になるかどうかは、それぞれの報告書を開いてみないと分かりません。

じゃあ、合計が低いほうへ乗り換えたほうがいい?|費用の差だけを理由にするなら、答えはいいえです

ここまで読むと、合計が低いファンドに移りたくなるかもしれません。ただ、移る前に足し算をしてほしいものが3つあります。

  1. 差の大きさ:今回の2本なら100万円あたり年およそ40円。300万円持っていても年120円ほどです
  2. NISAの枠:NISA口座で売っても、その年のつみたて投資枠・成長投資枠(年間投資枠)は戻りません。買い直すぶんには、その年の年間投資枠をあらためて使うことになります(買った値段ぶんの生涯の非課税枠=非課税保有限度額は翌年以降に戻りますが、その年のうちには使えません)
  3. 税金:課税口座(特定口座など)で利益が出ている状態で売れば、その利益に対して税金がかかります(個別の取り扱いは税務署または税理士にご確認ください)

そして、いちばん大事なのはここです。今回の3本は、中身が違う別々の商品です。全世界株式と米国株式は、持っている国も銘柄数も違います。費用が40円安いほうへ移るというのは、投資先を変えるという判断とセットになります。費用だけを理由に投資先を変えるのは、順番が逆です。

投資先そのものをどう考えるかは、オルカンとS&P500の比較のほうで書いています。この記事は、あくまで「合計を確かめる方法」の話です。

コストを見る頻度についても、ひとつだけ。運用報告書は決算のあとに1回だけ出ます。決算が年1回のファンドなら年1回、年2回のファンドなら年2回です。今回の3本はいずれも決算が年1回(毎年4月25日・休業日の場合は翌営業日)なので、確かめるのも年1回で足ります。あいだに何度見にいっても、数字は変わりません。含み益が出てきたときの向き合い方と同じで、長期で持つものほど、見る回数は少なくていいものです。

3分でできる、合計の確かめ方

やることは3つだけです。パソコンでもスマホでもできます。

合計を確かめる3つのステップ年に1回でじゅうぶんです1報告書を開く証券会社のサイトでファンドの詳細ページへ「交付運用報告書」をクリックするとPDFが開く21ページだけ探す「1万口当たりの 費用明細」という表前から3〜4枚目・1行目が「(a)信託報酬」のほう3合計の%だけ見るいちばん下の「合計」の右にある比率をメモ例:0.085%「実質コストはどこですか」ではなく「1万口当たりの費用明細を見たいです」と聞くと通じます※後ろのほうにあるマザーファンドの費用明細と間違えないように。※過去1期の実績です

⚠️ 逆に、やらなくていい3つ

  • 毎月見にいく:運用報告書は決算のあとにしか出ません(今回の3本は年1回決算)。あいだに見にいっても数字は変わりません
  • 合計だけで乗り換え先を決める:中身が違えば費用も違います。中身を先に決めてください
  • 決算日の違うファンド同士を並べる:対象期間がずれるので、比べたことになりません
ふくお × ねこた
ねこた
ねこた

自分、いまの話でいちばん驚いたの、実は「実質コスト」がどこにも書いてないってところっす。あんなに見かける言葉なのに、運用会社の書類には出てこないんすね。

ふくお

そうなんだ。だから「実質コストって結局いくら?」って調べ続けても、正解の数字にはたどり着きにくい。報告書に載っている名前は「1万口当たりの費用明細」と「総経費率」の2つだけだよ。この名前さえ覚えておけば、自分で開いて確かめられる。

ふくお
ねこた
ねこた

でも自分、まだ積み立て始めたばっかりっす。報告書ってまだ届いてないと思うんすけど、それでも見れるんすか?

ふくお

見られるよ。運用報告書は誰でも見られるところに置いてあるんだ。証券会社のファンド詳細ページからも、運用会社のサイトからも開ける。だから「買う前に、去年いくらかかったかを見ておく」という使い方もできる。インデックスファンドを選ぶときの、最後のひと押しに使うといいよ。

ふくお
ねこた
ねこた

なるほどっす。年1回だけ、合計の%を見る。それだけならできそうっす。ショックだった逆転の話も、40円って聞いたらだいぶ落ち着いたっす。

ふくお

それでいいんだ。コストって、知らないうちは大きく見えて、確かめると小さく見えることが多い。怖いのは金額じゃなくて、分からないままにしておくことだからね。年に1回、1ページだけ。それで十分だよ。

ふくお

まとめ|信託報酬は「上限」、合計は「実績」。載っている紙が違います

商品ページに書いてある信託報酬は、うそでも隠しごとでもありません。ただそれは買う前に決められる部分だけを書いたもので、末尾には「以内」と付いています。信託報酬率が純資産総額に応じて段階的に下がる仕組みなので、1つの数字では言い切れないからです。そして売買や保管にかかる費用については、運用会社自身が「あらかじめ金額または上限額等を記載することはできません」と書いています。

その代わりに、終わってから全部を出す紙が用意されています。それが年に1回届く交付運用報告書の「1万口当たりの費用明細」です。今回3本を開いたら、合計は0.085%・0.081%・0.180%でした。信託報酬の行だけを見たときと、合計を見たときで、順番が入れ替わる組み合わせもありました。ただしその差は100万円で年40円で、乗り換えの理由になる大きさではありませんでした。

コストは、下げられるなら下げたほうがいいものです。でもそれは長期で持つあいだ、じわじわ効いてくるからであって、毎月ハラハラする対象ではありません。決算のあとに1回、1ページ。確かめたら、あとは積立に戻ればいいと思います。

  • 商品ページの信託報酬は「年率◯%以内」=上限。「以内」なのは、率が純資産総額に応じて段階的に下がるからです。売買や保管の費用のほうは「あらかじめ金額または上限額等を記載することはできません」と運用会社が明記しています
  • 1年ぶんの合計は、決算のあとに届く交付運用報告書の「1万口当たりの費用明細」に載っています。業界の規則(第3条の3)で表示が定められた表です
  • 実際に3本を開いた直近1期の結果は合計0.085%・0.081%・0.180%(2025年4月26日〜2026年4月27日・簡便法による概算)。信託報酬の行だけで比べた順番と、合計で比べた順番は入れ替わりました
  • ただし差は100万円あたり年およそ40円。売って買い直せばNISAの年間投資枠を使い直し、課税口座なら利益に税金がかかります
  • 「実質コスト」は、今回開いた交付運用報告書3本・月次レポート3本・交付目論見書3本と、協会の規則・委員会決議のどれにも1度も出てきませんでした。これらに載っている名前は「1万口当たりの費用明細」と「(参考情報)総経費率」の2つだけです
  • 証券会社のファンド詳細ページから「交付運用報告書」を1本だけ開いてみる
  • 「1万口当たりの費用明細」のいちばん下の合計の比率をメモする(前から3〜4枚目にあります)
  • その比率に、自分の残高を掛けて1年ぶんの目安を出してみる
  • 確かめたら、そこで終わりにする。次に見るのは次の決算のあと(年1回決算のファンドなら1年後)で大丈夫です

🔍 コストの前に、そもそも何を見て選べばいいのかを整理したい方へ

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※この記事は情報提供を目的としたもので、特定の投資信託の購入・売却をすすめるものではありません。記事中のファンドは、費用の見方を説明するための例です。

よくある質問(FAQ)

Q. 信託報酬のほかに、どんな費用がかかっているのですか?

A. 今回の3本では、売買委託手数料・有価証券取引税・その他費用(保管費用、監査費用など)です。交付運用報告書の「1万口当たりの費用明細」に、(a)信託報酬、(b)売買委託手数料、(c)有価証券取引税、(d)その他費用の4行と、いちばん下の合計が並んでいます。購入時手数料がかかるファンドでは「募集手数料」の行が加わって5行になります。(b)以降は、ファンドがその期にどれだけ売買したかで変わるため、買う前には金額を出せません。

Q. 「実質コスト」という数字は、どこに書いてありますか?

A. 運用会社が出す書類には書かれていません。今回開いた交付運用報告書3本・月次レポート3本・交付目論見書3本と、資産運用業協会の規則・委員会決議のいずれにも「実質コスト」という語は出てきませんでした(当ブログで機械的にカウント・2026年9月時点)。これらに載っている名前は「1万口当たりの費用明細」と「(参考情報)総経費率」の2つです。証券会社に聞くときは、前者の名前を使って「1万口当たりの費用明細の合計を見たいです」と言うと通じます。

Q. 交付運用報告書は、どこで見られますか?

A. 持っていなくても見られます。証券会社のファンド詳細ページや、運用会社の公式サイトのファンドページに置かれています。保有している場合は、決算のあとに電子交付または郵送で届きます。なお報告書には「本書が、受益者のみなさまのお手元に届くのは作成対象期間末から2ヵ月以上が経過していることにご留意ください」という注記があり、決算日から手元に届くまでに時間差があります。

Q. 「1万口当たり」と言われても、自分がいくら払っているか分かりません。

A. 金額ではなく、右側の比率を使ってください。比率は「その費用を期中の平均基準価額で割ったもの」なので、自分の残高に掛ければ1年ぶんの目安になります。たとえば合計0.085%なら、100万円あたり年およそ850円です(当ブログの計算による目安で、公表値ではありません)。

Q. 費用明細の合計と総経費率は、どちらを見ればいいですか?

A. 「実際にかかった全部」を知りたいなら費用明細の合計です。総経費率は、報告書の説明文のとおり「原則として、募集手数料、売買委託手数料及び有価証券取引税を除く」数字なので、取引にかかった部分が入っていません。また総経費率の欄には「これらの値はあくまでも参考であり、実際に発生した費用の比率とは異なります」という注記が付いています。

Q. 費用明細の数字は、正確な実額ですか?

A. 概算です。報告書自身に「期中の費用(消費税等のかかるものは消費税等を含む)は、追加・解約により受益権口数に変動があるため、簡便法により算出した結果です」と注記されています。また金額は円未満四捨五入、比率は小数第3位未満四捨五入で表示されています。

Q. 合計が低いファンドに乗り換えたほうが得ですか?

A. 費用の差だけを理由に乗り換えるのは、おすすめしません。今回の2本の差は100万円あたり年およそ40円でした。一方で、NISA口座で売却してもその年の年間投資枠は戻らず、買い直すぶんは新しく枠を使います。課税口座で利益が出ていれば税金もかかります。そして中身(投資先)が違うファンドどうしでは、費用の比較だけでは判断材料になりません。

Q. なぜファンドによって有価証券取引税に差があるのですか?

A. 投資している市場の違いが出ます。報告書はこの費用を「有価証券の取引の都度発生する取引に関する税金」と説明しています。今回の3本では、全世界株式が0.011%、バランス(8資産均等型)が0.005%、米国株式(S&P500)が0.000%でした。同じように、海外で有価証券を保管する費用も、投資先の広さによって差が出ます。

Q. コストは、どのくらいの頻度で確かめればいいですか?

A. 決算のたびに1回で十分です。交付運用報告書は決算のあとに作られるので、決算が年1回のファンド(今回の3本はすべてこれです)なら年1回、年2回のファンドなら年2回出ます。それより短い間隔で見にいっても数字は変わりません。確かめる日を決めておくなら、決算日から2〜3か月後あたりが目安になります(報告書には「本書が、受益者のみなさまのお手元に届くのは作成対象期間末から2ヵ月以上が経過していることにご留意ください」と書かれています)。

Q. 費用が低いファンドを選べば、損はしませんか?

A. 費用の低さと、値動きの結果は別の話です。費用は確実に差し引かれるものなので、同じ中身を比べるときには効きます。ただし費用が低くても、投資している資産が値下がりすれば元本割れは起こります。過去の費用の実績は、将来の費用も、将来の運用成果も保証するものではありません。投資の最終判断はご自身の責任でお願いします。

※本記事は情報提供を目的としており、特定の投資信託の購入・売却をすすめるものではありません。記事中のファンド名・数値は2026年9月時点で公開されている資料に基づくもので、信託報酬の率は月次レポート(2026年7月31日現在)、費用の実績は交付運用報告書(決算日2026年4月27日・対象期間2025年4月26日〜2026年4月27日)によります。費用明細は簡便法による概算で、過去1期の実績です。将来の費用および運用成果を保証するものではなく、元本割れの可能性があります。最新の内容は各運用会社の公式資料でご確認ください。100万円あたりの金額は当ブログが比率から計算した目安で、公表値ではありません。投資の最終判断はご自身の責任でお願いします。税金の個別の取り扱いは、税務署または税理士にご確認ください。
詳細は 免責事項 をご確認ください。

最終更新日:2026年9月21日

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