ふくおさん、ニュースで「オルカンがS&P500を抜いた」って見たんすけど、これってオルカン買えってことっすか?
気持ちわかる、注目されてるよね。でも実は、純資産が多い=優れてる、じゃないんだ
えっ、そうなんすか?
純資産は「投資家の好み」を表す指標で、リターンとは別の話なんだ。それぞれの特徴を知って自分に合う方を選ぶのが大事だよ
両方とも優秀ってよく聞くんすけど、何が違うんすか?
うん、一緒に整理していこうか

現在はオルカンとS&P500を半々くらいで保有しています。
最初はどちらにするか相当迷いました。決め手になったのは①ネットで調べた情報、②信託報酬の安さ、③過去の値動き、④純資産(どれだけお金が集まっているか)の4つ。
結論として「どちらも優秀すぎて決められなかった」という正直なところです。迷った末に半々にしたのですが、今思えばどちらか1本に絞った方がシンプルでよかったかもしれません。
※推移イメージ。具体的な金額は各社公表値に準拠。
純資産逆転の背景:なぜオルカンが抜いたのか
最大の要因は新NISAの開始(2024年)です。非課税枠が大幅に拡大されたことで、長期・分散を重視する投資家が増え、全世界に分散できるオルカンへの資金流入が加速しました。
- 2024年の新NISA開始で「全世界分散」を選ぶ投資家が増加
- 「米国一極集中リスク」を避けたいニーズが高まった
- SNS・メディアでオルカンが繰り返し推薦されたことも追い風
- 両ファンドの信託報酬はほぼ同水準で、選ぶ理由が「分散度」に集中した
ただし、純資産が多いから優れている、という話ではありません。投資家の好みの変化を示す指標であり、パフォーマンスとは別の話です。
オルカンとS&P500の違いを整理する
| オルカン(全世界株式) | S&P500(米国株式) | |
|---|---|---|
| 投資対象 | 全世界約3,000銘柄(47ヵ国) | 米国上位500社 |
| 米国の比率 | 約62%(2026年時点) | 100% |
| 分散度 | 高い(47ヵ国に分散) | 低い(米国のみ) |
| 過去10年リターン | 年率約11%(参考値) | 年率約13%(参考値) |
| 信託報酬 | 年0.05775% | 年0.08140% |
※リターンは参考値。将来の成績を保証するものではありません。S&P500は2025年1月に信託報酬を0.09372%→0.08140%へ引き下げ済み。
正確には、オルカンの約62%はS&P500と重複する米国株です。ただし比率は時価総額の変動に連動して変わります。「米国が今後も強い」と思うならS&P500、「どの国が伸びるかわからない」と思うならオルカン、という考え方が実態に合っています。
結局、どっちを選べばいい?
正直に言います。どちらを選んでも、長期で積み立て続ければ大差はありません。それよりも「選んで、続けること」の方が何倍も重要です。
- 米国経済・テクノロジーセクターへの長期成長を信じている
- 過去の高リターンをそのまま取りに行きたい
- シンプルな1国集中で管理したい
- 「米国が今後も最強とは限らない」と思っている
- 地政学リスクや特定国集中リスクを分散したい
- 「どの国が伸びるか考えたくない」派
迷い続けて何もしないのが最悪の選択。「どちらか1本を決めて積み立て開始」が正解です。迷うくらいなら、信託報酬が低い方・純資産が多い方という基準で選んでも構いません。いずれにせよ、始める日が早いほど有利です。
両方持つのはアリか?
アリですが、おすすめはしません。理由は管理が複雑になる割に効果が薄いからです。オルカンは現在約62%が米国株なので、S&P500を追加してもほぼ「米国株の二重買い」になります。
シンプルに1本で管理する方が、長期で継続しやすく、余計な迷いも生まれません。
まとめ
- オルカンが純資産でS&P500を抜いたのは「分散志向の高まり」が主因
- パフォーマンスはS&P500が過去10年やや優位だが、将来は誰にもわからない
- どちらを選んでも優秀なファンド。迷うより「始めること」が最優先
- 両方持つのは効果薄。1本に絞って長期積立が王道
ふくおさん、迷うんで両方持つって手もアリっすか?
アリだよ。大事なのは「どれが正解か」じゃなくて、「自分の信念にどう合わせるか」なんだ
信念っすか?
米国がこれからも強いと思うならS&P500、米国一強がずっとは続かないと思うならオルカン。「この割合は米国に残したい」って中間派なら、その比率だけS&P500で残りをオルカンって選び方もアリだよ
なるほど!自分の考えに合わせて選んでいいんすね
うん。1本でも比率調整でも、自分が納得して続けられる形が正解だよ
※本記事は情報提供を目的としており、特定商品の購入推奨ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。
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最終更新日:2026年5月7日










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