2026〜2027年、NISAはこう変わる。初心者が知っておきたい2つの変化【2026年6月】

NISA

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2024年に新しいNISAが始まって「これで制度は完成形かな」と思っていたら、また改正が決まりました。2025年12月の税制改正大綱で、2026〜2027年にかけてNISAがさらに変わることが確定。中身は「こどもNISA」の新設と、つみたて投資枠の商品拡充の2つです。ニュースの見出しだけ見ると「また覚え直し?」と身構えてしまいますが、結論を先に言うと——初心者がやることは、ほとんど変わりません。この記事で、変わるポイントと「だからどうする?」だけをやさしく整理します。
※2026年6月時点の情報です。制度の詳細・施行時期は今後変更される可能性があります。特定商品の売買を推奨するものではありません。
💭 こんな悩み、ありませんか?
  • 「NISAがまた変わるらしい」と聞いて、ついていけるか不安
  • こどもNISAって何?うちの子もやった方がいいの?
  • つみたて枠に債券が増えると聞いたけど、買い替えた方がいい?
  • 制度が変わるたびに、設定を見直さなきゃいけないの?

→ ひとつでも当てはまったら、この記事で「何が変わって、何をすればいいか」がスッキリ分かります。

  • 2026〜2027年のNISA改正で確定した「2つの変化」
  • こどもNISAの中身(年60万円・累計600万円・いつから
  • つみたて投資枠に増える「守りの選択肢」の意味
  • 改正があっても初心者の基本がほぼ変わらない理由
💬 ふくおとねこたのトーク
ねこた
ねこた

ふくおさん、NISAがまた変わるってニュースで見たっす…。やっと2024年の新NISAに慣れてきたのに、もうついていけないっす

ふくお

その気持ち、すごく分かるよ。でも安心して。今回の変化は大きく分けて2つだけ。しかも、どっちも「追加・拡張」の方向で、今やっている積立を壊すような話じゃないんだ

ふくお

ねこた
ねこた

2つだけっすか。何と何っすか?

ふくお

①子ども向けの「こどもNISA」が新しくできること、②つみたて投資枠で選べる商品が増えること。この2つだよ

ふくお

ねこた
ねこた

それなら、なんとかなりそうっす。じゃあ今の積立は、何も変えなくていいんすか?

ふくお

結論はほぼそのままでOK。でも、その理由をちゃんと知っておくと安心できるよね。順番に見ていこう

ふくお

そもそも、何が決まったの?

2025年12月26日に閣議決定された「令和8年度(2026年度)税制改正大綱」で、NISAについて2つの方向の見直しが固まりました。

  • 変化①:こどもNISAの新設(18歳未満も対象に。2027年1月開始の予定)
  • 変化②:つみたて投資枠の対象商品の拡充債券中心の投資信託などが追加される予定)

どちらも「選べる人・選べるものが増える」という拡張です。今ある制度(2024年スタートの新NISA)の土台はそのままで、その上に2つの機能が足されるイメージで捉えるとスッキリします。

🗺️ 2026〜2027年 NISA改正マップ

土台は変わらず、その上に2つが「追加」される

土台:2024年スタートの「新NISA」 年間360万円まで/生涯1,800万円まで・非課税は無期限 この基本ルールは今回も変わりません 1 こどもNISA 0〜17歳が対象 年60万円/累計600万円 つみたて投資枠のみ 2027年1月 開始予定 2 商品の拡充 つみたて投資枠に 債券中心の投信などを追加 =「守り」の選択肢が増える 選択肢が増えるだけ・必須でない

2024年の新NISA(年360万円・生涯1,800万円・非課税無期限)という土台はそのまま。その上に「こどもNISA」と「商品の拡充」という2つが足される構図です。土台のルールが変わるわけではありません。
✏️ ふくおの体験談

NISAの改正ニュースを調べるふくお

NISAやiDeCoは、ここ数年でほんとうに何度も制度が変わってきました。僕も投資を始めたばかりの頃は、改正のニュースが出るたびに「また何か対応しなきゃいけないのかな」とソワソワして、設定画面を開いては結局何も変えずに閉じる、ということを繰り返していました。

何年か続けてみて気づいたのは、制度の改正は「使える選択肢が増える」方向のものがほとんどだということです。新しい枠ができても、商品が増えても、自分の積立の土台——低コストのインデックスファンド長期で淡々と——は変える必要がなかった。ニュースに振り回されなくなってから、ずいぶん気持ちがラクになりました。

変化①|2027年に「こどもNISA」が新設

1つ目は、18歳未満の子ども名義でも非課税の積立ができる「こどもNISA」の新設です。2023年に終了した「ジュニアNISA」の、実質的な後継にあたる制度です。内容を整理すると次のとおりです。

項目 こどもNISA(2027年開始予定)
対象 0〜17歳(未成年)の本人名義
年間投資枠 60万円
非課税保有限度額 600万円(累計)
使える枠 つみたて投資枠のみ(長期・積立・分散向けの投資信託)
払い出し 原則12歳から可能(災害などやむを得ない事情があれば例外も)
18歳になったら 大人向けのNISAへ自動的に移行
開始時期 2027年1月以降の予定

ポイントは、旧ジュニアNISAが「18歳まで原則引き出せない」という使いにくさを抱えていたのに対し、こどもNISAは12歳から払い出せること。教育資金など、子育ての途中で必要になるお金に充てやすくなりました。

⚠️ こどもNISAは子ども本人の名義の口座です。親のお金を子ども名義で動かす場合は贈与のルールも関わってきます。「うちもやるべき?」の判断材料や注意点は、専用の記事で詳しく解説しています → こどもNISAとは?2027年開始予定の新制度をやさしく解説
💬 ふくおとねこたのトーク
ねこた
ねこた

こどもNISA、よさそうっすね。子どもがいたら、すぐ始めた方がいいんすか?

ふくお

あわてなくて大丈夫。そもそも開始は2027年だし、順番としてはまず大人本人のNISAを固めるのが先だと僕は思ってる。家計に余裕があって、教育資金を長い時間かけて育てたい人にとっての、追加の選択肢という位置づけだね

ふくお

ねこた
ねこた

なるほど。自分の土台が先で、子どもの分はそのあと、っすね

ふくお

そういうこと。制度ができた=全員やるべき、ではないからね。使える人が、無理のない範囲で使えばいいんだ

ふくお

変化②|つみたて投資枠に「守りの選択肢」が増える

2つ目は、つみたて投資枠で選べる商品の拡充です。これまでつみたて投資枠の対象は「主に株式に投資する投資信託」が中心でした。今回の改正で、対象が「株式または公社債に投資する投資信託」へと広がり、債券中心の投資信託などが新たに加わる予定です。あわせて、対象となる株式の指数も追加される見込みです。

📊 ざっくり言うと…
これまでのつみたて投資枠は「攻め寄り(株式中心)」の品ぞろえでした。そこに値動きをおさえたい人向けの「守り寄り(債券中心)」の選択肢が増える、というイメージです。

債券中心の投資信託は、一般に株式中心のものより値動きがおだやかな反面、期待できるリターンも控えめになりやすい、という特徴があります。どんな配分にするか(=資産配分)は人それぞれ。選択肢が増えること自体は、年齢やリスクの取り方に合わせて調整しやすくなるという意味で前進です。

⚠️ 「増える=乗り換えるべき」ではありません。これはあくまで選べる商品が増えるという話。今、低コストの全世界株式やS&P500のインデックスファンドをコツコツ積み立てている人が、あわてて債券型に切り替える必要はありません。分散の一環として「気になる人は検討してもよい」くらいの温度感で十分です。

ちなみに「枠がすぐ復活する」という話は…

改正の話題の中で「売った分の非課税枠がその年のうちにすぐ復活するようになる」という情報を見かけることがあります。これは金融庁が要望として出していたものの、2026年度の改正では見送られました。現時点では、売却した分の枠(簿価ベース)が使えるようになるのは翌年からというルールのままです。ここは誤解が広がりやすいので、注意しておきましょう。

✏️ ふくおの体験談

制度に振り回されず淡々と積立を続けるふくお

5年で300万円を3,000万円規模まで育てた、と話すと「制度の改正をうまく使いこなしたの?」と聞かれることがあります。でも実際にやってきたことは、拍子抜けするほど地味です。毎月おなじ額を、低コストのインデックスファンドで積み立て続けただけ。その間にも制度は何度か変わりましたが、僕の積立のやり方はほとんど変えていません。

改正のニュースが出るたびに設定をいじっていたら、たぶん途中で疲れて続かなかったと思います。制度の変化は「使えそうなら使う、関係なければスルー」でいい。土台を決めて淡々と続けることのほうが、新しい枠や商品を追いかけることより、ずっと結果につながったと実感しています。

で、初心者は何をすればいい?

ここまで読んで「結局どうすれば?」と思った方へ。答えはシンプルで、ほとんどの人は、今のままでOKです。

  1. 今の積立はそのまま継続:商品が増えても、低コストのインデックスファンド長期で積み立てる王道は変わりません。乗り換えは不要です
  2. こどもNISAは「使える人が、2027年に検討」:まずは本人のNISAを固めるのが先。家計に余裕があれば、子どもの教育資金づくりの選択肢として考えればOK
  3. 改正のたびに設定を触らない:制度は「選択肢が増える」方向に変わっていくもの。長期・積立・分散という土台は、どの改正でもブレません

制度を完璧に把握することより、自分の土台を決めて続けることのほうが、初心者にとってはずっと大事です。新しい枠や商品は「自分に関係あるかな?」とゆっくり眺めるくらいで、ちょうどいいんです。

💬 ふくおとねこたのトーク
ねこた
ねこた

なんか、すごく気がラクになったっす。「また覚え直し」って身構えてたけど、土台はそのままでいいんすね

ふくお

そうそう。今回の改正は「選べる人・選べるものが増えた」だけ。今コツコツ積み立てている人が、何かを壊される話じゃないんだ

ふくお

ねこた
ねこた

じゃあ、改正のニュースが出ても、まずは落ち着いていればいいっすね

ふくお

うん。「自分に関係ある変化かな?」って一回だけ確認して、関係なさそうならスルー。関係あれば、そこでゆっくり調べればいい。それで十分だよ

ふくお

ねこた
ねこた

了解っす!とりあえず今の積立、このまま続けるっす

ふくお

それが一番の正解。一緒にゆっくり続けていこう

ふくお

まとめ|変わるのは「選択肢」、変わらないのは「土台」

  • 2025年12月の税制改正大綱で、2026〜2027年のNISA改正が確定。中身は「こどもNISA新設」と「つみたて投資枠の商品拡充」の2つ
  • こどもNISA=0〜17歳・年60万円・累計600万円・つみたて投資枠のみ・12歳から払い出し可・2027年1月開始予定
  • 商品拡充=つみたて投資枠に債券中心の投信などが追加予定。「守りの選択肢」が増えるが、乗り換えは不要
  • 「枠がその年のうちに復活」は今回見送り。売却枠の復活は翌年からのまま
  • 初心者がやることはほぼ変わらない。土台(低コスト・長期・積立・分散)を淡々と続けるのが正解

※本記事は2026年6月時点で公表されている情報に基づく一般的な解説です。制度の詳細・施行時期・対象商品は今後変更される可能性があります。最新の内容は金融庁や各証券会社の公式情報をご確認ください。特定商品の売買を推奨するものではありません。

よくある質問(FAQ)

Q. こどもNISAはいつから始められますか?

A. 2027年1月以降の開始予定です(2026年6月時点)。0〜17歳の本人名義で、年間60万円・累計600万円まで、つみたて投資枠で積み立てられる見込みです。詳しい中身や注意点は こどもNISAの解説記事 をご覧ください。

Q. 今のつみたて、債券型のファンドに変えた方がいいですか?

A. 必須ではありません。商品拡充は「選べる選択肢が増える」という話で、今コツコツ積み立てている低コストのインデックスファンドを乗り換える必要はありません。値動きをおさえたい・資産配分を調整したい人が、検討材料のひとつとして見ればOKです。

Q. 「売った枠がすぐ復活する」と聞きましたが本当ですか?

A. その年のうちに復活させる案は要望として出ましたが、2026年度の改正では見送られました。現時点では、売却した分の枠が再び使えるのは翌年からです。年間の投資枠(つみたて+成長で360万円)も変わりません。

Q. 改正があると、今の口座で何か手続きが必要ですか?

A. 基本的に特別な手続きは不要です。今の積立はそのまま継続して問題ありません。こどもNISAを使いたい場合のみ、開始後に子ども名義の口座開設が必要になります。

📎 参考にした主な公的情報・一次情報

※制度・税制・数値は改正や時点により変わります。最新は各公式サイトをご確認ください。

※本記事は2026年6月時点の情報をもとにした一般的な解説であり、特定の投資手法・商品の優劣や売買を推奨するものではありません。制度の詳細・施行時期は今後変更される場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いします。
詳細は 免責事項 をご確認ください。

最終更新日:2026年6月18日

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